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대통령 탄핵타당 결정

大統領の「弾劾妥当」決定 大統領選挙へ

韓国の憲法裁判所は、パク・クネ(朴槿恵)大統領と長年の知人らをめぐる一連の事件や疑惑で、パク大統領の弾劾は妥当だとする決定を言い渡し、パク大統領は直ちに罷免されて失職し、60日以内に大統領選挙が実施されることになりました。韓国の大統領が罷免されたのは、初めてです。 韓国のパク・クネ大統領の弾劾が妥当かどうかを審理してきた憲法裁判所は、10日午前11時から、大統領の弾劾が妥当かどうかの決定を言い渡しました。

憲法裁判所は、弾劾要求の理由にあげられた問題のうち、チェ・スンシル(崔順実)被告が大統領府高官の人事に介入したとされることや、旅客船セウォル号の沈没で適切な対応をとらなかったとされることについては、「証拠が足りない」、あるいは「判断の対象にならない」などとして退けました。

しかし、チェ被告が関与する「ミル財団」と「Kスポーツ財団」の設立を大統領が支援したことなどは、「チェ被告の私的な利益追求への関与にあたる」としました。

そして、「パク大統領は、チェ被告の国政介入を隠し、疑惑が提起されるとことごとく否定した。

また、検察や特別検察官の調べに応じず、大統領府の捜索も認めないなど、憲法を守ろうとする意思がみられなかった」などとして、8人の裁判官の全員一致で弾劾は妥当だとして、パク大統領を罷免すると言い渡しました。

これによって、パク大統領は直ちに失職し、10日から60日以内に大統領選挙が実施されることになりました。 韓国の大統領が罷免されたのはこれが初めてで、パク大統領は、10日中にも大統領府から去ると見られます。

パク大統領とチェ被告の関係について、憲法裁判所は、大統領が財団の設立を支援したことなどに絞って弾劾妥当の理由とし、賄賂を受け取ったかどうかなどには触れませんでした。

しかし、一連の事件を政府から独立した立場で捜査した特別検察官は、財閥が財団に資金を拠出したのは大統領への贈賄だとして、パク大統領がチェ被告と共謀関係にあったと結論づけています。

逮捕・起訴の可能性も

罷免されたパク・クネ大統領は、今後、検察によって逮捕・起訴される可能性があります。

一連の事件をめぐり、韓国の検察は、去年11月、パク・クネ大統領の長年の知人チェ・スンシル被告と、元側近2人の合わせて3人を、職権乱用などの罪で起訴しました。その中で、パク大統領に関しては、財閥のトップに対し、チェ被告が深く関わる財団に資金の拠出を直接求めたなどとして、「大統領は相当な部分で共謀関係にあった」と結論づけました。これを受けて、野党を中心にパク大統領の退陣を求める圧力が一段と強まり、その後、弾劾を求める議案の国会での可決、そして憲法裁判所での審理へとつながりました。

一方、政府から独立した立場で一連の事件を90日間にわたって捜査した特別検察官は、パク大統領とチェ被告が共謀して、韓国最大の財閥サムスングループから日本円で29億円余りの賄賂を財団への資金拠出などの形で受け取っていたと断定しました。

また、政権に批判的な文化人の名簿を作成したうえで、国からの支援を打ち切ったとして、前の文化体育観光相らが職権乱用などの罪で起訴された事件についても、パク大統領が共謀していたとされました。検察と特別検察官、いずれもパク大統領に対する事情聴取を行いたい考えでしたが、大統領側は協力する意向を示しながらも、結局、実現しませんでした。

韓国の大統領は、在任中は刑事訴追されませんが、憲法裁判所の決定でパク大統領が罷免された結果、今後、検察によって逮捕・起訴される可能性があります。

弾劾賛成派から歓声

韓国の憲法裁判所がパク・クネ大統領の弾劾が妥当だとする決定を言い渡すと、憲法裁判所の近くに集まっていた弾劾に賛成する人たちからは一斉に歓声が上がりました。集まった人たちは「私たちが勝利した」とか「パク大統領を拘束しろ」などと叫び、中には涙を流して喜ぶ人もいました。

反対派と警察が衝突

韓国の憲法裁判所がパク・クネ大統領の弾劾が妥当だとする決定を言い渡したことについて、憲法裁判所の近くに集まっていた弾劾に反対する人たちが「決定に抗議する」と主張して憲法裁判所に向かおうとしています。これに対して、警察の機動隊が道路にバスを並べるなどして制止しようとしていて、小競り合いがおきています。

また、弾劾に反対する人たちが取材していた記者やカメラマンに殴りかかるなど混乱もおきています。憲法裁判所の周辺では弾劾に賛成する人たちと反対する人たちの間で衝突が起きる事態が懸念され、警察が最高レベルの警戒態勢をとっていました。

ソウル駅で市民は

ソウル駅では、待合コーナーに設置されたテレビに憲法裁判所が決定を言い渡す様子が映し出されていて、大勢の市民が足をとめて固唾をのんで見守っていました。そして、パク大統領の弾劾が妥当だとされると、集まっていた人たちは、歓声をあげたり、拍手をしたりしていて、多くの人が決定を歓迎している様子でした。20代の男性は、「満場一致とは想像していなかったが、当然の結果だと思うし、うれしい。こういうことが二度と起こらない社会になってほしい」と話していました。また、50代の女性は、「国のために一生懸命働いてくれると思ってパク大統領を選んだのに不正が多いと知って、驚いた。次の大統領には同じようなことがあってはならない」と話していました。

中国メディアも速報 THAAD配備の行方に関心

弾劾裁判所の決定について中国は、国営の中国中央テレビが、決定言い渡しを異例の中継で速報したほか、新華社通信も決定の直後に速報しました。

中国政府は韓国の内政に干渉する立場にはないとして、今のところ公式な反応は示していませんが、裁判は、強く反対しているアメリカの最新の迎撃ミサイルシステム、THAADの韓国配備の行方にも影響を及ぼすとして、高い関心を示していました。

中国政府は、今後60日以内に行われる韓国の大統領選挙で、今のところ支持率でトップの最大野党「共に民主党」のムン・ジェイン(文在寅)氏が、THAADの配備に慎重な姿勢を見せていることに注目していると見られます。中国は、ムン・ジェイン氏が韓国の次の大統領に当選すれば、THAADの配備は見直されるかもしれないと考えていると見られ、王毅外相は、8日の記者会見で、「韓国には崖っぷちで踏みとどまるよう促す」と述べ、改めて配備の中止を求めています中国政府は、10日の決定を受けて、韓国側に配備を思いとどまるようぎりぎりまで働きかけを強めるものと見られます。

출처: NHK 뉴스 (2017.3.10)