6月8日(日)晴れ
登別温泉(地獄谷)
地獄谷 地獄谷
昨日の夕方、札幌を出て、帯広→苫小牧を経てここ登別温泉の入口に着いたのは、夜12時くらいになってからだ。朝起きて登別温泉郷の駐車場に車を入れて、地獄谷の橋を歩き中へ入って見た。なんで地獄谷と言う名前が付いたのかは、写真見れば想像が付くだろう。まだ温泉に入る時間ではなかったので、周囲を散歩でもしようかなと思って散歩路に入ったら、こんなやつが俺をじっと見ていた。犬じゃないんだよね、野生の動物に見えたけど、なぜか足を引きずっていた。まさかかかって来るんじゃないだろうと思いながら、こいつらの後に付いて山の方へ歩いた。
登別温泉(大湯沼)
地獄谷 大湯沼
登別温泉の散歩路を登りつめた所に、こんな湖があった。大湯沼・・名前通り湖全体から湯気がもやもやとあがっていた。たしかにこの大湯沼と小さい湯沼がもう一箇所にあったと思う。湯気を見ると本当に熱いのか自分で確かめて見たくなるので、湖のほとりに回って手を入れて見たら熱くはなかった、不思議だ。こんなにも熱そうに湯気がたっているのになんでだろう・・・
登別温泉 登別温泉
大湯沼から流れ落ちる川に沿って下へ降りて来た。大湯沼のせいでこの辺の水は全部湯になっているらしい。登別温泉郷に着いてもあちらこちらで、湯の花が見れるのだ。温泉郷に下りた私は、登別温泉にも入って見たいなと思ったけど、まだ営業が始まる時間でもなかったし、ここで温泉に入るよりは、早く函館の方に行きたかった。今日の夜までには函館に着いて、夜景を見なければ、もう一日北海道に泊まるしかないからだった。
室蘭(地球岬)
室蘭(幸福の鐘)
地球岬 幸福の鐘
登別温泉から少し走ると、室蘭が出て来た。室蘭も聞いた事のある地名だなと思って来たけど、なんだか損したような感じがした。地球岬に行ったけど、俺としてはそれほど魅力は感じる事が出来なかった。時々何人かの人が「幸福の鐘」と呼ばれている鐘を鳴らして帰って行った。
室蘭
室蘭 室蘭
地球岬の入口に降りて掲示板を見たら、室蘭八景とか書いてあって、室蘭も綺麗な所としてはかなり知られているなと思った。たしかにこう見ていると綺麗だ。時間があればずっと歩いて見たい所だった。しかし今まで綺麗な所は結構見て来たし、北海道って広いから何処を行ってもこのような風景は珍しくなかった。特に俺は車でずっと走って来たから、こんな景色にはもう慣れてしまったのだ。そういえば青森からはずっと海岸線だったな。
おしゃまんべ(長万部)
長万部 長万部
室蘭を出て3、4時間くらい走っていると、まっすぐになっている海岸線が目に表れた。その一直線の道路を走っていたら、写真のような市場があったのだ。名前はおしゃまんべ(長万部)・・とても日本語らしくない名前だなと思った。まるでアフリカのどこかの国のことば見たいに感じた。市場の中は真っ赤だった。照明が真っ赤で、中身も殆ど赤いカニだった。ここでカニのお弁当を買って車に戻った。もうすぐ大沼公園だから、公園に着いたらゆっくり食べようと思ったのだ。
大沼公園
大沼公園 大沼公園

午後3時頃になって大沼公園に着いた。かなり広く見えたし、時間もそれほどなかったので、案内所に入って写真スポットは何処かって聞いた。案内所の女の子が親切に良い場所を教えてくれたのがここだ。他にも教えてくれたけど、ここが一番って言ってたし、車でざっと回っている内に、どこも似たり寄ったりでやはりここが一番だなと思って車を止めた。ここまで来るのにかなりハードなスケジュールで、まだご飯も食べてないのだ。花より団子と言うのか、早速カニのお弁当を出して食べた。こんなにカニが一杯入って680円は安いな~と思いつつ、東京では考えられない~と思いつつお茶を飲みながら食べた。おかげで写真を撮る時には少し日が暮れ掛けていた。

キャンプ場を通り抜けるとこんな橋の道があって、その橋を歩いて入ると右の写真の所に出る。人はもうだれもいなくなって、すこし怖い感じがしないわけでもなかったけど、小さい船着場があってその上に座り、あの山をじっと見ていると、自分がまるで自然の一部になったかのような錯覚までした。ここで30分ほど写真をとったり、湖を見たり、山を眺めたりした。ここはもともと俺のスケジュールにはなかったけど、知人の日本人佐藤さんが強く勧めてくれたので、なら行って見ると言った気持ちで、あんまり期待しないで来たのだ。しかし佐藤さんがすすめてくれてよかった、北海道で一番はここだった。

大沼公園
大沼公園
大沼公園で二番目に行ったのがここだ。ま、すぐとなりだけど・・^^ かなり日が暮れてよく撮れてないけど、なんとなく穏やかさ、平和を感じさせる景色だよね。
函館山
函館
函館山 函館
日が完全に暮れる前に函館に着いた。早速駐車場に車を入れて、ケーブルカーで函館山に登った。かなり高い料金(たしか2000円以上)を払って行ったのに、霧でくっきり見えない。この調子だと夜景は無理かなと心配しながら、展望台のレストランで夕食を食べながら、街の明かりが灯るまで待った。しかし霧がもっとひどくなって、夜景どころか目先も見えなくなって来たのだ。諦めて降りるしかなかった。夜10時以降は車でも無料で入れると言うので、夜にもう一度来る事にしたのだ。
函館
函館 函館
夜が更けるまで、函館山の中腹のあっちこっちを見物した。西洋の建物が綺麗で、照明も綺麗に照らしていた。
函館
函館 函館

修学旅行で来ているような、ある学生の団体のガイドさんの話を聞いていたら、ここが函館の有名なすぽっとらしき話をしていたので、去るのを待って写真を撮った。帰国して俺が翻訳した、「ランチの女王」と言うドラマにもこの場面が移っていたので、本当に映画シーンに使われているようだ。

右の写真は、函館港のレストランだ。夜景が駄目になるかもしれないから、その代わりにたくさんの所を見ようと思って、港を探っていた。

函館
函館 函館
港のあっちこっちを回りながら写真を撮っていた。ここから見える景色が言い写真になりそうで、右の街路灯が綺麗で夢中になって写真を撮っていたら、後ろから人の声が聞えた。振り向いて見たらタクシーが一台止まっていて、運転手さんが俺に声をかけていたのだ。その人は写真が趣味で、俺に良いところを教えてやるから来てって手招いた。タクシーに乗ると、引き出しからアルバムを出した。函館の写真で一杯のアルバムだった。夜景はもちろん、聖堂、冬の函館など・・・本当に綺麗な写真ばかりだった。彼が教えてくれた穴場の写真スポットが下の右にある、赤いレンガの写真だ。
函館(赤いレンガ)
函館 函館
この赤いレンガの周りには、ヨートが停泊してあって、レンガの建物や明かりの景色が落ち着いた雰囲気の所だった。この辺でたくさん写真を撮ったけど、写真撮影についてあまり詳しくない俺だから、後でパソコンに取り込んで見ると、たくさん撮った分には綺麗に写っていなかったので、少し残念だった。しかし、写真を撮っている時は、本当に夢中に撮っていたから、ここを教えてくれたタクシー運転手さんには感謝している。彼が直筆で書いてくれた名刺ももらったけど、ここからも1カ月ほど旅行をしている内に、どこにしまったのか分らなくなった。